でめりんのおぼえがき

ゲームと育児の話中心に色々目に留まったことなど。長文病です。 たまにお絵描きも

「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」感想(ネタバレ)

夏休みも始まったばかりですが
今年の映画ポケモン、キミにきめた!観に行ってきました。

www.pokemon-movie.jp


実は、春にプリキュアを観に行った事もあり
今年の夏はとくにこれといって映画は観に行かない
つもりでした。
ポケモンではディアンシーフーパの時に観ましたが
今回の「キミにきめた!」は初代アニメのピカチュウとの
出会いなどをもう一度作った話のようだったので、
初代アニメリメイクなら内容知ってるしわざわざ行かなくても
いいかなあと思い。

そんな時、同時期に上映されている他作品のスタッフや俳優の
ポケモンへ対抗心を剥き出しにした無粋な言動を知った事で
却って反骨心を煽られ、今年のポケモン映画について
ちゃんと調べる気になりました。
そして今回の作品が単純なリメイクではなく
初代だけでなくアローラまで開けた状態で
サトシが初めて旅立ったらどうなったのかというifの話だと
知り、評判も概ね良いので速攻で翌日朝一の上映に合わせて
家族ぶんの席の予約をとりました。
他作品の煽りがきっかけになるのはどうなのかと思いつつ、
結果的には観て良かったです。




今ランキング1位なら普通に昼行ったら混んでるだろうからと
朝一で行ったのですが…それでもメッチャ券売機の周りは
混んでました。
まあこれのどこまでがポケモン客なのかはわからないんですが
始まる直前にはかなり席埋まってましたね。
私は割といつも朝イチの上映を狙うのですが
これまで観てきた他の映画だと初日でもガラガラだったので
盛況なのではないかな。


初代好きは泣ける!とは聞いていましたが、
まず最初の、公式のポケモンバトルでカメックスらが
戦っているところから初代の戦闘曲が流れていて
涙ちょちょぎれてましたww早すぎw
そういえばアニメポケモンが始まった時も
ゲームと同じBGMを確認しては興奮してたなあ。

で、めざせポケモンマスター
これも当時はカラオケで歌ってたものです。
ただ今回は20周年バージョンという事で、
当時とはちょっと違う感じです。
「♪オレはこいつと 旅に出る」直後の(ピカチュウ~)が
入ってなかったし。ここはちと不満ですねw


さて、サトシがオーキド博士の研究所で
余りもののピカチュウをもらい受けてから
ピカチュウの信頼を勝ち取るオニスズメのエピソードまでは
ほぼ同じですが(街の人たちの見送りとか無かったけどw)
そこで通りかかったホウオウの羽が落ちてきた所から
映画オリジナル展開です。
ホウオウはアニメでも通りがかりましたが、アニメ開始当時は
金銀発売の直前だったかな?次回作の販促を兼ねてアニメを
放映したかったのかなと思ったのを覚えてます。
当面の旅の目的はホウオウと対峙する事とし、
仲間との出会い方もアニメとは違い、マコトとソウジという
映画版オリジナルキャラとなっています。
仲間がカスミとタケシでない事には拒否反応を示す方も
いると思うんですが、あくまで初代ではなく
最初から全世界が開けた状態で違うルートの旅をするのなら
人との出会い方も違うだろうと納得のいく自然な流れで
すんなり入れました。今回は自転車ないしw

途中で仲間の女の子、マコトが一人で
スマホの写真を見返していくことで3人の旅が長い事を
表現していると思うのですが、母親らしき写真は
シロナっぽく見えました。だとすれば子持ち?
(相当な人気キャラなのでその説は力一杯否定されそう)
ソウジは医療の知識があるのが良かったです。
また料理うまいキャラかっていうかポケモンは毎度
男が料理担当になってるような…サンムーンは違ったかな?

ヒトカゲと出会った時の可哀想さが初代アニメ以上になってて
元トレーナーに置いて行かれた時のよたよた歩いて
ぺしょっとなるアニメーションが心にきましたね…
ここも、リザードガオガエン(いわば最愛だった
トレーナーが乗り換えたといえる相手)にあえなくやられた
悔しさも、最後にガオガエンと張り合える最終進化形
リザードンになった瞬間や地球投げの熱さも
それでも自分を捨てた元トレーナーをかばう優しさも
全てにおいてヒトカゲリザードン関係には
泣かされっぱなしでした。
このヒトカゲ関連の活躍が一番、観に行って良かったなと
思ったポイントですかね。
ここを読んでる人でまだ観ていないって人も少ないとは
思いますが、初代でヒトカゲ派だった人には
全力でお薦めしたい映画です。私もヒトカゲだったので…。

リザードで負けてしまった後にやさぐれたサトシが見た夢は
マーシャドーの仕業だと思いますが、あれはサトシに
大事な事を再確認させて目覚めてもらうためだったのか
そのまま忘れてもらうためだったのかが
最後まで観た私には見極められませんでした。


バタフリーの繁殖時期の別れまでの話はいらなかったのでは
ないか、との声もありますが、キャタピーバタフリーって
進化が速いんで、とりあえずポケモンが進化するものだと
いうことを受け手に教えるには手っ取り早いんですよね。
蝶の変態は進化すると姿が変わる例えとして分かり易いので。
個人的には、トランセル状態でも糸を吐かせつつ運ぶ事で
役に立たせてるとこは好ポイントでしたw




そして最後、ホウオウの居る山に到着した後の事ですが…
リザードンへの進化、もう少しという所で悪役が災厄を
引き起こし、皆で協力してサトシを頂上に連れていく所と
それはもうメッチャ熱い展開で
ピークがオニスズメの群れに対するピカチュウを再現し
おおっと思わせてその時と同じとはいかなかった所ですね。
ここまでは文句なしでした。



この後の展開にのみ私にとっての不満点が凝縮されてました。

ピカチュウがおそらくは初めて、あれほど嫌がっていた
モンスターボールに入ります。
20周年作品で初めてとはにくい演出です!


で、この直前、瀕死状態のピカチュウのセリフが
ちょっと長いんですね。サトシも何かに気づいたようで。
もしかして…とは思ったんですがその時は聞き取れず
終わってから同行してる家族に聞いたら、どうやら
ここピカチュウが人間語を喋ってたらしいんですね。
その内容が、いつもいっしょにいたいから と。
ポケモンは動物と同じと言ってはあれですが
一部の知能の高い種族を除いては、あくまで
言葉がなくても通じ合う気持ちというのが大事だと
思うんですよね。
いつもいっしょにいたいから というのは確かに
行動だけで説明するのは難しいしサトシに代弁させるのも
違うかもしれないですが
例えこれがサトシだけに感じられた心の声だとしても
言葉で説明しないで欲しかったです。
ポケモンとしては結構致命的というか禁じ手ではないかと
私は思うんですけどね…。

あと、だったらオーキド博士の所にいた時はなぜボールに
入ってなかったのかというツッコミがw

博士と一緒にいたかった訳ではないだろうし
どうしても後付け感が否めないですね。

どうやら元々はアニメポケモンピカチュウが徐々に
言葉を覚えていく予定だったらしいんですが
一回それをやめにした(英断だと思いますが…)のなら
それは貫き通して欲しいです。一度そういうものとして
20年も放映したなら、制作者の頭の中がどうあれ
受け手にはもうポケモンは喋らないものというのが
真実になってしまっているので、そこを急に
ひっくり返された感じになってしまうと思います。
一回違う設定で世に出したものを、後から真の~とかいって
違う設定で出し直されてしまうと受け入れられない事って
ポケモンに限らずありますよね。
(私の中の例えで言うと、DQ4ピサロが仲間になるとか
ラジアントヒストリアリメイクの真EDとかですね)


そして、やられたのはサトシの方だというのはいいのですが
姿が消えてしまうのはなぜなのか、そしてなぜ
ホウオウまであと一歩という段階でサトシを生き返らせるのに
ホウオウを使わなかったのかというのが非常にもったいなく。
不死鳥的な、生物の生死もどうにかできそうな存在ですよね?
ここまで登っといて関係ないんかい!と思ってしまいました。
元々死んだ人が甦るレベルの奇跡の涙とか想い的なものは
理屈がなく安易に感じて好きじゃないので、
だったら、もしかしたらホウオウには人を蘇らせる設定は
ないのかもしれないけど、それでも強引に
ピカチュウが虹の羽を奪い返してホウオウを召喚し
サトシ生き返らせる方がまだ納得いきました…
たとえホウオウがゼルネアスと同じ事やってるとしても。

マーシャドーにやられたら死ぬのではなく消える。
だからホウオウは関係なく
マーシャドーを倒せばまたサトシは現れる、という設定が
もしあるのならそうわかるようにして欲しいし、
というかそもそもサトシにトドメをさしたのが
どのポケモンなのかはっきりわからない…
総攻撃状態だったようなw

とモヤってるうちに現れたホウホウにバトルしようぜ!で
噴きましたw 結局あれ負けたんかなあ。
また遠くの山に虹がかかってるって事は
ゲットされてはいなさそうですよね。


エンディングのスタッフロールで歴代サトシの旅仲間が
出てくるのは良かったです。
最後がセレナだった!皆はわりと素の顔で振り向く感じですが
セレナは好意的で嬉しくなります。
アローラの面々はいませんね。絵柄も変わるし
今やってる事は旅ではないので出せない感じですかね。
アイリスのシルエットが出るとこ、最初なんのポケモンかと
思いました……w いやあんなポーズ初見でわからんわ。


最後の方、不満も書きましたが、それは全体で言うと
10分の1もない部分なので、総括として
良かった悪かったで言うととても良かったですね。
良かった部分が圧倒的です。
作画もとても丁寧で、懐かしいポケモンの面々の生態からして
見応えのある、20周年記念に相応しい作品だったと思います。