でめりんのおぼえがき

ゲームと育児の話中心に色々目に留まったことなど。長文病です。 たまにお絵描きも

絶対階級学園 クリア感想(前半はネタバレなしで紹介)

さて。誕生日に買ってもらったPCソフトの乙女ゲー「絶対階級学園
全員分クリアいたしました。
というわけで感想を書こうと思うのですが、
買おうかなと迷っている人もいるかもしれないので
どういったゲームなのか、をまずは書いていこうと思います。参考になれば。
プレイ済みの方は「つづきを読む」以降で感想が書いてあります。

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本当はこのソフトがPCで出ていると知った時、
「まあ絶対あとでVitaに出るんだろ? ゲームがPC開いてないとできないのはつらいし
Vita版になったら追加要素もあるんだろうし、そうなってから買おう」
と思ってたんですけど、このPCソフト自体まだ出てそんなに経ってないので
Vitaに出るのを待ったら相当後になるだろうな、しかも出すと断言された訳でもなし…
発表されたところで実際の発売まで待ったりとかする前にもうこれ
プレイしちゃった方が早いんじゃないかな?

…とかなんとか自分の中で問答した末、自分の懐を痛めないプレゼントという形で
買ってもらったのでした。
自分でどうしても欲しいソフトだったらプレゼント待つ前にさっさと自分で予約するもんなー。


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普通の現実に即した学園モノではなく、架空の世界です。
その中でも独特の価値観で成り立つ、閉じられた学園の中に放り込まれた
普通な主人公が学園生活を送る話です。

上流~中流~下流階級にわたる15段階に分けられた層(地区)で生活する世界なんですが
うち10段階目、下層で平凡に生活していた主人公が突然
上流階級の人間しか入学できないという学園に転入する事になった…という出だし。

上流階級の人間たちの中でも、その学園では
上から薔薇(貴族)>ミツバチ(平民)>石ころ(奴隷)というランク付けがあって
上のランクに属する人間は下のランクに属する人間に何をしても良いという
とんでもない校則です。
ただし、定期的に行われる査定でこのランクが上がったり下がったりすることもあり
ランクの変わった人間に対する周りの扱いはコロッと変わります

いわゆる差別と権威主義丸出しな世界観なので
(しかもランクが変われば急に突き放したり擦り寄ったり)
人間の心の弱さ、醜悪さというものをこれでもかというほど見せつけてくるゲームなのですね。
ああ、そういうのあんまり見たくない、ほのぼのが良い…って人にはおススメできないです。
逆に鬱シナリオが好きだったり人間の汚い部分を真っ向から見つめたい人には
おススメです。
ただ、昨今のノベルゲーで見る「世界の仕組み」を最後に解き明かすタイプのジャンルなので
面白いのですがこのジャンルのパターンをこれまでに多数プレイして慣れた人は
この絶対階級学園の「世界の仕組み」に早々に気づいてしまうかもしれないですね。
私もその一人です。


攻略対象の男性は5人の学生です。
(教員にも人気出そうなキャラがいるのですが、攻略対象ではないので残念)
薔薇階級2人、ミツバチ階級1人、石ころ階級2人に分けられます。
主人公はミツバチ階級からスタートしますが、
必ず途中の査定で薔薇階級に昇格or石ころ階級に降格をするので
薔薇階級ED、石ころ階級EDに分かれます。攻略対象がそれぞれの階級の主人公に対して
どういう接し方に変化するのかが見ものです。

そして通常のEDは「結局学園自体はどうなっていくの?」とか
各キャラにまつわる問題ごとが解決されないまま終わるので
通常のEDを全部集めたときに「真相ルート」が解禁されます。
これが5人分ありますので、薔薇ED、石ころED、真相EDの3種×5人で15ED
他にも細かいバッドエンドはあります。
トータルではけっこう長い時間遊べると思いますよ。


ここから下は、私のプレイ感想になりますのでがっつりネタバレです!
畳んでおきますので「つづきを読む」からどうぞ~。









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私がパッケージや最初のキャラ紹介で気になったのは
鷺ノ宮レイ、五十嵐ハルの2人でした。とくにレイかな。
実際にプレイを始めると、のっけからハルの土下座シーンが……
最初のこの、階級制度の嫌さをまざまざと見せ付けられるところで
やっぱり石ころ側の人間に同情してしまうもので、最初はそのままハルから
攻略していくことにしました。

ただやっぱりレイが一番好きなキャラなので、真相ルートで攻略制限かかってても
最後にはまわさず、制限解除した時点ですぐ特攻しましたね。
だからって残りのキャラがつまらないということもなく
他の側面から解ける謎(エデンの園とか)もあったので大丈夫でした。

全体的に薔薇EDはバッド気味ですよね。真相ルートも石ころEDの続きだし。
そりゃ確かに私も最初に石ころに感情移入したし、差別をよくないものとして描く以上
薔薇階級の快適な暮らしに甘んじた状態のままでOKとはならないんでしょうけど
薔薇(上昇志向)=悪かのような扱いもまた単純というか。
薔薇ルートに関してはレイのが一番いいかなー。


学園長きめええええ!
ウェディングドレスを今すぐ脱ぎ捨てたい衝動に駆られながら」
って表現本当にうまい。キモイと認識した相手に包まれてるみたいで嫌だったろうなあ。
女王と自分に関しては、最初自分がクローン人間なのかな?とか思ってたけど
幼い時の回想を見て、ああ双子オチか、とわかりました。
ラストで学園長の遺体は誰が運び出したのか、というのは全員クリアしても
わからずじまいでしたね。続編前提なのか??
あそこまで全世界に洗脳プログラムの存在が知れ渡ったら
次の悪事ができる感じじゃないだろとは思うんですが。


ここからはキャラルート別感想を書いてシメとします。
なんというか、こういう設定だからなのか
全員どこか、いい人とは言い切れない残念ポイントがあって
非常に人間的ではあるんですが、最終的に他ゲームのキャラと比べて
お気に入り!!とまで言える人が残らなかった感じですね。
理想の夢を見させてはくれないというか。

五十嵐ハル
苛められっ子ということで、ときメモGS2で割と好きだった古森拓の路線を期待して
最初に特攻したんですが、気弱とかおとなしい感じじゃなくてむしろ口が悪かったので
萌えるに萌えきれないままクリアw
薔薇EDはほんと遠まわしすぎて、主人公があの黒塗りの中身に気づかなかったら
どうするつもりだったのか…。
絵を描く者としては、真相ルート中の、せっかく描いた肖像画を破られるとこはきつかったです。
私だったら退学上等で女王と薔薇の連中に殴りかかるかもしれんw

七瀬十矢
元気系パワー系は本来好みではないのですが、この世界の不気味な価値観の中においては
一番初見からの印象のブレが無かったというか安心感のあるキャラでした。
普通の感覚であることがこんなにありがたいとは。
エデンの園について詳しくわかるのはこの人のルートだけですね。
変態教祖にどこまでされたんだ…?

頼りになるんですけど、なんか途中で別れを切り出したら一番怖そう。
ただでさえ裏切りに過剰に反応する上にあの腕っ節の強さでは。

加地壱波
人気投票したら一番低そうだけどどうなんだろう?(もうしたことあるのかな?)
いわゆる地雷キャラじゃないですかね。
乙女ゲーにおけるプレイボーイというと、まず気にするのが
過去に女たちとどこまで進展してたのか、それとも口だけなのかって点なんですけど
このぶんだと心はともかく肉体的にはそれなりに深入りしてそうですよね。
とくに薔薇ルート、他の女子と茂みの中で抱き合うとか、当てつけにしても無理だわ…

でも薔薇EDの、相手が本当に自分に夢中かどうかはさておき
とにかく態度だけでも自分を好きなそぶりをしていて欲しい…というか
口だけでも好きだと言わせて安心したいみたいなのはすごくわかるんですよね。
強制されずとも心から自分に夢中になってくれればそれが一番良いんですが。
あの時の壱波は、家族より恋愛をとる主人公に、無意識下で
昔新しい男をとって逃げた自分の母を重ねて嫌悪したんでしょうね。
でもそんな事情を何も知らない年頃の娘が、壱波の満足する回答なんて出せたんでしょうか。

鷹嶺陸
俺様キャラが嫌いな自分にとっては第一印象最悪のキャラでしたw
成績悪くても先生が見逃してたり店の商品買い占めたりとか
これが本当に金持ちならただのドラ息子とかうつけとかそんなレベルで馬鹿だなあと。
ここまで散々偉そうに振舞ったのは、全て最後の、本当の身の上へ突き落とす為の布石なんですね。
セレブの集まる学園で女王除く最高の位置→15地区(最低層)出身の窃盗団 だもんなあ。
さんざん威張られたぶん、ここで哀れむのがこのキャラの楽しみ方なのだろうか……
ていうか、まだ記憶の改竄も行っていない、施設に入りたての時から
威張っていた根拠のほうは……。

窃盗団のボスって、レジスタンスのシマとグラフィック同じですよねw

鷺ノ宮レイ
基本的にはショタキャラ(元気系生意気系ではなく、大人しかったり素直で可愛いタイプ)が
好きなんですけど、こういうデザインの物腰柔らかなキャラも好きです。執事系というか……。
(この人は王子様って表現されてましたが)
そしたら、ショウって
アム○シアのウ○ョウパターンじゃねーか!!!
執事系ではなかったけれども、確かにア○ネシアでもウキ○ウの最初の性格がよくて
一番好きなキャラでしたよ。でもこんな所まで同じじゃなくていいよ……!
優しすぎるキャラはどこかで本人の精神状態につじつまを合わせないといけないのか?
両ゲームとも、その人を好きなら裏人格も受け入れて好きにならなければならない、みたいな
扱いですけど、やっぱ私は柔和なレイだから好きなんであり、表ウキョ○が好きなんですよね。
完全に別人と割り切っています。

ラスボスである学園長の血を引くところよりも
二重人格なことの方が私には残念ポイントでしたねえ……。
柔和なままで、ただ機械いじりが好きというギャップならむしろ好きなんだけどなあ。


最後に。

なんでエドワード先生が攻略できないんだ!!
絶対一番好きなキャラになりそうなのに!
もしVita版で攻略できるようになりましたとかいったらずるすぎるだろ…!
ていうか、エドワード先生がよく言ってた、恋の悩みに疲れたら
自分を好きになれば解決っていうのも壮大な謎の前フリだと思ってたんですけどね…
てっきり自分を好きになる薬かなんか持ってる悪役なのかと最初は思ってましたよ。
伏線未消化なのか、本当にただの戯言なのか…。